英語上達としてとても効果的な方法と知られるシャドーイング。今では英語上達には欠かせない学習方法として浸透してきました。
シャドーイングに関してはいろんな意見があります。
「シャドーイングは中級者向けだ」「シャドーイングは効果がない」などそれぞれの経験をもとにいろんな場所で語られます。
私はリスニングやスピーキングにとても役立つ方法だと思います。
なぜなら、私がシャドーイングを通して英語を上達させてきたからです。
今回は絶対に英語学習に取り入れて欲しいシャドーイングの全貌をご紹介します。
●シャドーイングとは?
●シャドーイングの効果
●シャドーイングのやり方
●シャドーイングのコツ
●シャドーイングの教材
シャドーイングとは?
「シャドーイング(Shadowing)」は、英語を聞きながらそれを真似して発音する通訳訓練法のこと。
英文を聞き終えてから繰り返す「リピート」とは異なり、シャドーイングは聞こえてくる英文の0・5秒後くらいを影(shadow)のように追いかけて発音する。
「聞く」「発音する」を同時に行うので難易度の高い学習法だが、ポイントをしっかりおさえて繰り返し練習することで確実に英語スキルさせられる。
また、シャドーイングは大きく2種類のやり方があります。それぞれのやり方で習得できるスキルが変わってきます。
シャドーイング方法はそんなに変わりませんが、意識する事が変わります。
2つのシャドーイングがこちらです。
❶ プロソディシャドーイング
プロソディシャドーイング
意味を意識することなく聴こえてきた音声を復唱することだけに意識を集中して行うシャドーイングのことを指します。
こちらの方法はとてもシンプルです。
一般的に言われるシャドーイングはこの方法を指します。
基本的には聞こえてきた音と全く同じ発音をすることを心がけるシャドーイングです。
その英語の意味がわからなくても、とにかく聞こえてきた音に集中して発音します。
そうすることでより正確で細かな発音を身につける事ができます。
できるだけ聞こえてくる発音と認識している発音のズレをなくしていくかがポイントです。
❷ コンテンツシャドーイング
コンテンツシャドーイング
文章の意味を理解することがトレーニングの目的が置かれています。
この方法では、流れてきたお音声に対して頭でイメージしながらシャドーイングします。
ここのポイントは日本語を頭に並べない事です。
私たちは日本語で会話をする時、他の言語を思い浮かべることをしません。
言葉に対して情景をイメージすることで理解をしています。英語の理解はそれと同じです。
聞こえてきた英語に対して日本語で訳すのではなく、単語から情景をイメージします。
これをトレーニングすることで英語処理能力を鍛える事ができます。
シャドーイングはこの2種類を上手く使い分けることでより効果的な英語の上達を期待できます。
シャドーイングの効果
シャドーイングをするとどんな効果を期待できると思いますか?
みなさんは「スピーキング」「リスニング」「語彙力」・・この辺りを期待できると思うでしょう。
確かにこれらのスキルも鍛える事ができます。
それでもシャドーイングならではのシャドーイングでしか鍛える事ができないスキルがあります。
それが英会話に必要な「コミュニケーションスキル」です。
・流暢なスピーキングのリズム
・会話の間合い
・ネイティブに近い発音(リンキングなど)
・表現の幅を広げる
シャドーイングの方法
シャドーイングも様々なやり方が紹介されていますよね。どれも間違いではないと思います。
ポイントは、あなたに合ったレベルと方法でできているかです。
シャドーイングは初心者でもどのレベルでもできる方法です。効果を出すためには、レベルに合ったことをすることです。
私がご紹介するシャドーイングの方法は初心者でもできる方法だと思います。
以下の方法です。
❶ レベルにあった教材を選ぶ
❷音声を聞きながら教材を追う
❸ 話(英文)の内容を理解する
❹ 何度も音読する
❺ 英文を見ながら発音
❻ 何も見ずに発音
全てで6ステップです。詳しい方法は以下の記事で語っています!
ぜひ参考にしてください。
シャドーイングのコツ
シャドーイングは正しい方法で継続させないと上手く効果を感じる事ができません。
私も効果を感じる事ができなくてシャドーイングをやらなかった時もありました。
1番に気づいた事はダラダラやってもあんまり意味がないことです。
シャドーイングは高い集中力が求められる学習方法だと思います。それでもしっかり継続すれば圧倒的な効果を感じる事ができます。
どれくらい継続したら効果を感じることができるの?
それぞれの学習ペースにもよります。ですが一般的に最低3ヶ月は継続させる必要があると思います。
もっと効率的に効果を出すためのシャドーイング方法があります。それは学習のコツを掴むことです。
学習のコツを知っておくとよりモチベーション高く学習を継続させられると思います。
今回シェアするシャドーイングのコツは以下の通りです。
❶「1日10分」を継続させる
❷ 同じ教材をなるべく続ける
❸ 英語学習の始めにシャドーイングをする
❶ 「1日10分」を継続させる
シャドーイングは短い時間でも毎日継続させる事が大切です。
逆に1時間以上続けることの方が集中力の面で難しいです。
「3日に一度1時間」やるよりは「毎日15分」を継続させる方が絶対的に効果があります。
短い時間でも高い集中力でシャドーイングをする方が良いと思いました。
とにかく継続させていきましょう!
もし10分できなければ、5分でも1分でも大丈夫です。とにかくシャドーイングに手をつけて、続けていかないと効果を感じれないのも確かです。
❷ 同じ教材をなるべく続ける
シャドーイングの教材はあなたの財産になります。
というのは使った教材は絶対にあなたの表現として生かす事ができるからです。
そのためにも同じ教材をなるべく長く扱うことをおすすめします。
そうすることで教材の表現がだんだん自分の言葉として英語を発する事ができるようになってきます。
教材を変えるタイミングは人ぞれぞれですが、最低でも1週間〜2週間は同じ教材を何度もシャドーイングするのが良いです。
私はyoutubeの教材をよく扱っていましたが、いつでも以前使った教材を使えるように一つのフォルダにまとめてあります。
それくらい教材にこだわりを持ってやっていきましょう!
❸ 英語学習の最初にシャドーイングをする
これは私のおすすめです。毎日の英語の学習の最初にシャドーイングする事をおすすめします。
どれも集中する事は大切ですが、シャドーイングはその中でも1番高い集中力が求められます。
その学習を最初に持ってくる事によって、その高い集中力で他の学習にも取り組む事ができます。
これは私の感覚かも知れませんが、シャドーイング後は英語を聞き取りやすくなっている気がします。
英語に取り組むための脳に変わる気がします。
学習効果だけではない、そういった効果を生かしていけるのではないでしょうか。
シャドーイングの教材
私はシャドーイングで最も大切な事は教材選びだと思います。
レベルの合わない教材をシャドーイングをしても決して高い効果を期待できないからです。
シャドーイングのポイントはあくまでレベルに合った教材を選択する事です。
自分自身のレベルを見極める必要があります。
ポイントは6割聞き取れて少し簡単かなと思える程度がベストです。
例えば初心者であれば、英語の音声からスタートするのが良いでしょう。
詳しい教材についての記事は以下で語っていますので、ぜひ参考にしてください!