
カランメソッド効果なし?
「英語が話せるようになりたい」と願い、カランメソッドに挑戦したものの、「本当に効果があるのか」と不安になっていませんか?
筆者自身もそのひとりでした。この記事では、カランメソッドに取り組んでも英語力の伸びを実感できなかった方々に向けて、体験談や専門的見解を交えながら、原因と解決策を丁寧にお伝えします。
「カランメソッド 効果なし」と感じるのは、あなただけじゃない
SNSやブログを見てみると、「カランメソッドを始めたけど、効果が感じられない」という声を多く見かけます。
「ステージ1からついていけない」「早口で怖い」「何を話しているのか分からない」という戸惑いを経験するのは、決して珍しくないことだと私は思います。
筆者も実は最初の1ヶ月は、ただ講師の後を追って答えることしかできず、英語力が伸びている実感はまったくありませんでした。
これはカランメソッドに限らず、あらゆる語学学習で直面しがちな「伸び悩み期」ともいえるのではないでしょうか。
QQEnglishの公式ブログでも、効果を感じられない学習者の特徴として「復習不足」「受け身の姿勢」「目的とメソッドの不一致」が指摘されているようです(出典)。
効果が出にくい3つの理由とその背景
1. 復習不足で記憶が定着しない
カランメソッドは、レッスン中に同じ表現を繰り返し練習する形式の学習法です。
しかし、ただ聞いて答えるだけでは、脳に情報は長期保存されません。短期的には理解したように感じても、継続的な復習がなければ定着しないのが現実です。
筆者も、復習を怠った期間は、毎回同じ質問に戸惑ってばかりで、成長を感じられませんでした。特に前回の内容をすぐに忘れてしまい、学習が「一歩進んで二歩下がる」状態になってしまうことも。
また、レッスン後24時間以内に復習しなければ、記憶の定着率が大幅に下がるとされており、記憶心理学的にも「間隔反復」は非常に重要だったりもします。
復習ノートをつけたり、録音を聞き返したりする習慣を取り入れるだけでも、理解度や反応速度に大きな違いが現れるでしょう。
2. 「話せている気がする」だけで、実際には定着していない
講師のスピードに合わせて復唱することで、一時的に英語を話している気分になれるのは確かですよね。
確かに「英語を話すことへの恐怖心」が和らぐメリットはあるものの、それが本当の意味で「話せるようになった」とは言い切れないでしょう。
最終的には自分の頭で英文を組み立てられなければ、実用的なスピーキング力は身についていないとも言えます。
fusako7さんのブログでは、「答えを覚えることに精一杯で、自分の言葉ではなかった」との感想が紹介されていました(出典)。
このように、テンプレート的な受け答えは、実際の会話シーンでは応用が利きにくいという落とし穴もあるようです。
学習初期には一定の効果があるものの、それだけでは壁を突破できないのが現実かもしれません。
また、スクリプトに頼りすぎると、自発的な発言力が育たず、「与えられた英語には反応できるけど、自分の言葉で話せない」といったジレンマに陥ることも。
そのためには、学習内容を日常生活に結びつけて、自分の考えや経験を英語で表現する訓練が不可欠です。
3. 目的とのズレがあるとモチベーションが続かない
たとえば、「TOEICのスコアアップ」や「文法の体系的理解」が目的の場合、カランメソッドのような会話重視型の手法は合わない可能性があります。
リスニングやスピーキングに重点を置くこの学習法は、文法用語の理解や読解力向上を求める人には物足りなく感じられるかもしれません。
英語子育てブログでは、「Stage9まで続けたが、途中から内容が難しすぎて疲弊した」と語っていました(出典)。
カランメソッドは進行するほどに語彙も増え、話題も抽象的になっていくため、明確な目標がなければ途中で挫折してしまうことも。
また、目標が「日常会話を楽しみたい」なのか「ビジネスで使いたい」なのかによっても、適した学習法は異なります。
目的と手段にズレがあると、努力が報われない感覚に陥りやすく、結果としてモチベーションが低下してしまう可能性は高いでしょう。そのため、学習を始める前に「なぜこのメソッドを選ぶのか」を明確にすることが非常に大切です。
向いている人・向いていない人の特徴【比較表】
向いている人 | 向いていない人 |
---|---|
音から覚えるのが得意 | 文法から理解したいタイプ |
繰り返しを楽しめる | 飽きやすく刺激を求める |
自主的に復習できる | 学習のペースを人任せにしがち |
間違いを恐れず声に出せる | 正確さを重視しすぎて話せなくなる |
一人でもコツコツ続けられる | 他者のフィードバックがないと不安 |
指示通りのトレーニングが好き | 自分で考えながら進めたいタイプ |
このように、カランメソッドは「聞いて話す」を重視する形式であるため、音声から学ぶのが得意で、間違いを恐れず繰り返すことに前向きな人には向いています。
一方で、ルールや背景の理解を大切にしたい人や、自分のペースを重視したい人にとっては、ストレスを感じやすい学習法かもしれません。
筆者は「理解してから話したい」タイプだったため、ステージ1からつまずき、「自分に向いていないのかもしれない」と不安を抱えていました。
特に、文法的な裏付けがないまま英文を繰り返すことに違和感を抱き、「なぜこの語順なのか」「この単語の意味は?」と疑問が湧いて集中しにくい時期もありました。
それでも、「今はそういうフェーズ」と割り切ることで、徐々に慣れていったというのが正直な体験です。
続けた結果どうなった?体験ブログとリアルな声
筆者が最も知りたかったのは、「続けたら本当に話せるようになるのか?」ということでした。
これは、英語学習者にとって最も切実な疑問のひとつです。どれだけ時間と労力を注いでも、結果が見えなければモチベーションは維持しづらくなります。カランメソッドは反復とスピードを重視するため、特に初期には「本当に身についているのか?」と不安になりがちですよね。
英語子育てブログでは、「Stage9まで続けた結果、日常会話には困らなくなったが、ペラペラとは言えない」と記されていました。これはリアルな学習結果として非常に参考になる声ではないでしょうか。
ネイティブのような流暢さには届かないまでも、実生活で不自由を感じないレベルに到達したことは、十分な成果といえるでしょう。
また同ブログでは、「途中でやめたくなったことも何度もあったが、振り返れば続けて良かった」との記述もあり、継続する意義の大きさが伝わってきます。
一方、SNSでは「Stage5あたりから英文が口をついて出るようになった」「最初の3ヶ月は効果を感じなかったけど、その後急に伸びた」という声も見られます。
個人差はあるものの、「ある時期を境に変化があった」という体験談は、伸び悩んでいる学習者にとって励みになるはずです。
このように、カランメソッドの効果は突然実感できるようになることもあるため、「あと少し頑張ってみようかな」と思える時期を超えることが、上達の分かれ目になるのかもしれません。
効果はいつから出る?感じ始めるまでの目安
QQEnglishによると、Stage4あたりから効果を感じ始める学習者が多いそうです。
これは、カランメソッドの反復練習による英語回路の形成が徐々に表れ始める時期とも重なります。特に「聞いたことを即座に口に出す」というスキルは、数十回の反復を経てようやく無意識に近づくため、Stage3までの段階では成果を感じにくいのは当然といえるでしょう。
筆者も、Stage3までは苦痛でしかありませんでした。質問が聞き取れず、答えも詰まり、レッスン後には疲労感ばかりが残っていました。
しかし、Stage5に入る頃には「英語で質問されるのが怖くない」「言い直しされても恥ずかしくない」という感覚が芽生えてきたのを覚えています。
さらに、「効果を感じるタイミング」は個人差が大きい点にも注意が必要です。英語に慣れている人、音読やシャドーイング経験のある人は早く効果を感じる傾向があります。
一方、初めて本格的な英会話に挑戦する人や、文法に頼る学習スタイルの人は、反復の意図を理解するまでに時間がかかることもあるでしょう。
大切なのは、周囲と比較せず、焦らず続けること。その変化を感じたときこそ、カランメソッドの真価が現れた証なのでは?
効果を高める5つのコツ
以下は、筆者自身や他の学習者が実践して効果を感じた5つの方法です。
単なる「受講」にとどまらず、主体的な取り組みがカランメソッドの効果を最大化する鍵となります。日々の学習にこれらの工夫を加えることで、学習の質が大きく変わります。
コツ | 方法 | 効果 |
---|---|---|
復習を習慣化する | レッスン後24時間以内に音読・要約し、ノートにまとめる | 記憶の定着を促進し、理解を深める |
苦手表現をメモ | 聞き取れなかった単語や表現を即メモし、別途練習 | 弱点克服に有効で、語彙が増える |
音声を録音する | 自分の回答を録音し、発音や文法のミスを客観的にチェック | 客観的に成長を確認し、発音改善にもつながる |
ステージごとに感想を書く | 学習中に感じた気づき・進歩・つまずきポイントを日記に残す | 振り返りによってモチベーション維持が可能になる |
補助教材を使う | 文法テキストや英語字幕付き動画、シャドーイングを併用 | インプットとアウトプットのバランスが取れる |
例えば筆者は、レッスン内容をもとに自分なりの例文を作ってノートに書き溜めることで、「表現を自分のものにする」感覚を得ることができました。また、録音した自分の音声を聞き返してみると、思った以上に言いよどみや間違いが多く、自覚することで改善点が明確になりました。
これらの取り組みを通じて、筆者は「ただ続けるだけでは効果が薄い」と痛感。
意識的な工夫と振り返りを加えることで、同じレッスン内容でも吸収の深さがまったく違ってきます。言い換えれば、学び方を変えれば成果の感じ方も変わるのは間違いありません!
それでも合わないなら?他の学習法の比較と提案
もし、「やっぱりカランは合わない」と感じたなら、学習スタイルに応じた他のメソッドを検討してもOKです。
以下に代表的な方法を挙げます。
メソッド | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
瞬間英作文 | 反射力と構文力を同時に鍛える | 独学派・会話力重視 |
DMM英会話+文法教材 | 理解と応用の両方を重視 | 論理的に学びたい人 |
シャドーイング | リスニング力と発音を同時強化 | 聴覚型学習者 |
最後に:やめてもいい。でも、学びは止めないで
カランメソッドで効果を感じられなかったとしても、それは無駄な時間ではありません。その過程で、「自分に合う学び方は何か」を知ることができたのなら、それこそが大きな成果です。
筆者自身、「続けたのに効果なし」と落ち込んだ時期がありました。でも、学習法を変えてみたことで、再び学ぶ意欲を取り戻すことができました。あなたも、焦らなくて大丈夫です。大切なのは、やめることではなく、どんな方法でも「英語を続ける方法」を見つけることではないでしょうか。
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