*本記事は『ストレンジャー・シングス』シーズン5 ボリューム1までのネタバレを含みます。
3年間の長い待機期間を経て、ついに『ストレンジャー・シングス』シーズン5の第1部が配信開始となった。主人公たちと宿敵ヴェクナとの最終決戦が、いよいよ本格的に幕を開ける。
ダファー兄弟が手掛けるこのNetflix大ヒットシリーズには、ミリー・ボビー・ブラウン、セイディー・シンク、フィン・ウルフハード、ゲイテン・マタラッツォ、カレブ・マクラフリン、ノア・シュナップ、ナタリア・ダイアー、ジョー・キーリー、チャーリー・ヒートン、デヴィッド・ハーバー、ウィノナ・ライダーといった豪華キャストが集結している。
シーズン4のラストで視聴者に大きな衝撃を与えたのが、マックス・メイフィールド(セイディー・シンク)の運命だろう。ヴェクナとの超能力バトルの末に昏睡状態に陥った彼女は、一体どうなってしまったのか?
今回公開されたシーズン5の最初の4エピソードで、ついにその答えが明かされた。
マックスの意識は、どうやらアップサイドダウンに閉じ込められていたのだ。
セイディー・シンクが語る『マックスらしさ』のない演技
マックス役を演じるセイディー・シンクは、米『ハリウッド・リポーター』のインタビューで、今シーズンの撮影について興味深い証言をしている。
「これまでのシーズンでは、共演者との掛け合いや撮影環境、衣装やバンド、スケートボードなど、マックスというキャラクターに自分を結びつける要素が常にありました」
「でも今シーズンは何もなかったんです。マックスらしさを感じさせない衣装、伸び放題で絡まった髪、顔中の汚れ。彼女は荒れ狂った野生状態にあります」
さらに『スパイダーマン ブランド・ニュー・デイ』(2026)にも出演する若手実力派女優は続ける。
「かなり奇妙な感覚でした。マックスとして演じながら、あんな姿で、あの環境にいるのは本当に変な気分でした」
ホリー・ウィーラーとの出会いが示すマックスの本質
シーズン序盤、マックスの行方は謎に包まれているが、ヴェクナに連れ去られたホリー・ウィーラーと出会うシーンが用意されている。
「マックスがルーカスやマイク、イレブン、ウィルにどう反応するかは想像できました。でも12歳の少女に対しては? それがどんな感じになるか全く分からなかったんです」とセイディー・シンクは明かす。
このストーリー展開について、彼女はこう分析する。
「ホリーを『単なる小さな女の子』としてではなく『味方として受け入れ、敬意を払う』マックスの姿勢を通じて、彼女が本当に思いやりのある人間であることが明らかになりました」
シリーズ完結への満足感と別れの寂しさ
シーズン全体の具体的な展開については口を閉ざしたものの、セイディー・シンクは『ストレンジャー・シングス』の結末について率直な感想を述べた。
「『ストレンジャー・シングス』の結末には本当に満足しています。全てを出し切ったと感じているし、良い終着点だと思います」
しかし同時に、複雑な心境も吐露した。「でも、またやりたい気持ちもあるんです。あのセットが本当に好きだし、この役も心から愛しているから。まだマックスに本当に別れを告げたとは思っていません。おそらく永遠に告げられないでしょう」
『ストレンジャー・シングス』シーズン5の第1部は現在Netflixで配信中。第2部は2025年12月26日、そして待望の最終話は2026年1月1日に公開予定となっている。
*この記事は海外の記事を要約・沙訳しています。
【関連記事】


コメント