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【最新】今最も注目すべき20代のハリウッド女優8選!かわいいだけじゃない次世代スター

セイディー・シンク【Getty Images】

ハリウッドを変える、新世代の才能。今、最も注目を集めているのが、20代の若きハリウッド女優たちだ。その実力はベテラン勢を圧倒するような、業界の常識を根底から塗り替える力の存在である。

若きハリウッド女優たちの功績も圧倒的だ。20代にしてアカデミー賞主演女優賞やカンヌ国際映画祭の最高栄誉。すでに世界最高峰の舞台でその実力が証明されている。

本記事では、現在世界を熱狂させる最も注目すべき20代のハリウッド女優8名を厳選。パルムドール受賞作の主役から、アカデミー賞獲得の新星、そしてマーベル作品の顔となったスターまで、その「凄さ」を徹底解説する。

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アニャ・テイラー=ジョイ『クイーンズ・ギャンビット』が大ヒット!

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1996年4月16日生まれのアニャ・テイラー=ジョイは、アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ出身で、アルゼンチンとイギリスで育った国際的な背景を持つ女優だ。

Netflixドラマ『クイーンズ・ギャンビット』(2020)では、天才チェスプレイヤーのベス・ハーモンを演じ、世界中で大ブレイクを果たす。孤児院で育ち、薬物依存と闘いながらチェス界の頂点を目指す少女の成長物語は、多くの視聴者の心を掴んだ。加えて、本作によってアニャは演技力の高さを証明し、エミー賞やゴールデングローブ賞にノミネートされる実績を残している。

勢いをそのままに、2024年では『マッドマックス:フュリオサ』で主演を務め、さらに『デューン 砂の惑星 PART2』(2024)にも出演。さらに、声優としても才能を発揮しており、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)ではピーチ姫の声を担当し、2026年4月24日公開予定の続編『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』にも続投が決定している。アニメーション作品から本格的なアクション大作まで、幅広いジャンルで活躍する姿勢こそが、アニャの強みと言えるだろう。

2025年2月14日にはApple TV+で公開された『深い谷の間に』にマイルズ・テラーとともに主演し、広大で極秘の峡谷の両側にある塔を守る高度に訓練された工作員役を演じた。さらに、Apple TV+の新作ドラマ『Lucky(原題)』では主演・製作総指揮を務めることが決定。『クイーンズ・ギャンビット』(2020)での勢いそのままに、アニャは常に新しい挑戦を続けており、今後の活躍から目が離せない存在となっている。

トーマシン・マッケンジー オードリー・ヘプバーンを演じる注目の俳優

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2000年7月26日生まれのトーマシン・マッケンジーは、ニュージーランド出身の女優で、その繊細かつ芯のある演技で次世代の実力派として高い評価を得ている。彼女の名前が一気に知られるようになったのは、2019年の『ジョジョ・ラビット』(2019)での演技がきっかけだ。ナチス・ドイツ時代を舞台にした心温まる物語の中で、トーマシンは隠れ住むユダヤ人少女エルサを演じ、その存在感で観客の心を掴んだ。

その後も彼女は『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)や『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(2021)といった話題作に出演し、演技の幅を広げてきた。さらには、オードリ・ヘプバーンを題材にした映画『Dinner With Audrey』でオードリー・ヘプバーン役を演じることが決定。本作は、パリでファッションと魔法に満ちた一夜を過ごすヘプバーンとジバンシィに焦点を当てながら、2人が40年にわたり親友として支え合ってきた姿を描く物語。共演者にアンセル・エルゴートが発表されており、すでに世間から大きな期待が寄せられている。

スクリーン史において、永遠の象徴とされるオードリー・ヘプバーンを演じることは、マッケンジーにとって極めて大きな挑戦となる。しかし、これまでの作品で示してきた繊細さと表現力があれば、きっと伝説的女優の気品と人間味を見事に表現してくれるはずだ。映画ファンにとってどのようにオードリーを演じるのかは、最大の注目ポイントの一つと言えるだろう。

エル・ファニング『プレデター:バッドランド』で新境地を開拓

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子役時代から第一線で活躍し続けているエル・ファニング。その可憐な外見と確かな演技力で多くのファンを魅了してきた。『マレフィセント』シリーズでのオーロラ姫役や、『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(2024)での演技が記憶に新しい彼女だが、2025年11月7日に日米同時公開された『プレデター:バッドランド』(2025)では、これまでとは全く異なる新しい挑戦に臨んでいる。

本作は『プレデター』シリーズの歴史の中で初めて、プレデター自身を主人公に据えて描いたSFアクションであり、掟を破った若きプレデターのデクが、生存不可能とされる最悪の地「バッドランド」に追放される物語だ。そして、エル・ファニングは、同作で下半身を失いながらも神秘的な存在感を放つアンドロイドの少女を演じている。

この役柄は、彼女のキャリアにおいて身体的にも演技的にも非常に要求度の高い挑戦となった。彼女の魅力は、常に新しい役柄に果敢に挑み、そのたびに観客の期待を良い意味で裏切る変幻自在さにある。この挑戦を乗り越えた『プレデター:バッドランド』(2025)では、エル・ファニングの女優としての新たな地平と、尽きることのない探求心を私たちに見せてくれた。

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マイキー・マディソン 『アノーラ』でアカデミー賞主演女優賞を獲得

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1999年3月25日、カリフォルニア州生まれのマイキー・マディソンは、2013年に短編映画でデビュー。ドラマ『ベター・シングス』(2016)などの出演を経て、2019年の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)で注目を集める。そして第97回アカデミー賞、映画『ANORA アノーラ』(2024)でマイキーが主演女優賞を受賞。25歳の新星が、オスカー初ノミネートにして初受賞の快挙を成し遂げた。

映画『ANORA アノーラ』(2024)は、米ニューヨークでストリップダンサーとして働くアノーラが、ロシアの御曹司イヴァンの”契約彼女”となり、結婚へと突き進む物語。しかし彼の両親から猛反対されたことで、事態は大騒動に発展していく・・・。

ショーン・ベイカー監督は、社会の片隅で生きる人々への真摯な視線に定評があり、マイキーもアノーラという人物を知り尽くしてから撮影に臨みたかったという。そのため、マイキーは数か月かけてポールダンスの特訓。さらには、ストリップクラブに通ってダンサーのしきたりや生活を学ぶなど徹底した役づくりを行った。

この献身的な努力が実を結び、第77回カンヌ国際映画祭でお披露目されるや鮮烈な印象を残して「新たなスター誕生」だと賞賛されていたマイキー。『サブスタンス』(2024)で主演を務めたデミ・ムーアという強力なライバルを抑え、25歳の若さでオスカー主演女優賞も獲得した。

さらに、本作は作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞、編集賞の最多5冠を獲得。世間では、マイキー・マディソンの次の作品への注目度が上がっている。

セイディー・シンク 『ストレンジャー・シングス』でブレイク

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2002年4月16日生まれのセイディー・シンクは、Netflixの超人気ドラマ『ストレンジャー・シングス』のマックス・メイフィールド役で一躍有名になった若手女優。彼女が演じるマックスは、シーズン2から登場するスケートボードが得意なクールな少女。主人公たちのグループに加わってからは物語の重要なキャラクターとなっている。特にシーズン4では、マックスの感情の揺れ動きや内面の葛藤を見事に表現し、視聴者の涙を誘った。

また、2022年公開の映画『ザ・ホエール』では、ブレンダン・フレイザー演じる主人公の疎遠になった娘エリー役を熱演。怒りやトラウマを抱える複雑な10代の少女を見事に演じきり、その迫真の演技は高く評価された。さらに、シンガーソングライターのテイラー・スウィフトが監督・脚本を手がけた短編映画『All Too Well: The Short Film』にも出演。若手ながらも、活躍の場は多岐にわたる。

加えて、彼女は歌やダンスの才能も持ち合わせており、ブロードウェイミュージカル『アニー』にも出演した経験がある。最近では、ブロードウェイへの復帰も果たしており、映画や舞台で精力的に活動をしているのがわかる。

『ストレンジャー・シングス』はシーズンを重ねるごとに世界的な人気を獲得しており、セイディー・シンクもその波に乗って知名度を急上昇させている。10代のうちからジャンルを問わず活躍する彼女は、今後さらに大きな舞台での活躍が期待される注目株だ。

ミリー・ボビー・ブラウン 『ストレンジャー・シングス』で重役

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2004年2月19日生まれのミリー・ボビー・ブラウンは、イギリス・ボーンマス出身の女優。『ストレンジャー・シングス』のイレブン役で世界中にその名を知らしめた。超能力を持つ謎の少女イレブンを演じたミリーは、わずか12歳にして驚異的な演技力を見せつけ、エミー賞やスクリーン・アクターズ・ギルド賞にノミネートされるなど、早くから高い評価を受けてきた。

イレブンというキャラクターは、台詞が少なく、多くを表情や身体の動きで表現しなければならない難しい役柄だった。しかし、ミリーはその挑戦を見事に乗り越えし、視聴者に深い感動を与えた。さらに、彼女はNetflix映画『エノーラ・ホームズ』シリーズで主演を務め、シャーロック・ホームズの妹という新しいキャラクターを魅力的に演じている。本作では、アクション、コメディ、ミステリーの要素を兼ね備えた演技を披露し、その多才ぶりを証明した。

ミリーは演技以外にも、自身の美容ブランド「Florence by Mills」を立ち上げるなど、ビジネスの分野でも才能を発揮している。単なる女優にとどまらず、若い世代のロールモデルとして多方面で活躍していると言えるだろう。20歳になったばかりの彼女が今後どのような道を歩んでいくのか、注目せずにはいられない。

ゼンデイヤ 若干30歳の幅広く活躍するファッションアイコン

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1996年9月1日生まれのゼンデイヤ・マリー・ストーマー・コールマン。アメリカ合衆国の女優、歌手であり、2025年で29歳を迎えた。映画『スパイダーマン:ホームカミング』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のミシェル・ジョーンズ(MJ)役で知られ、今や当たり前のように名作への出演が続いている。

ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』では薬物依存と精神疾患を抱える17歳のルーを演じた。同作では、その圧倒的な演技力でプライムタイム・エミー賞主演女優賞を受賞。さらに、『デューン 砂の惑星 PART2』ではチャニ役で出演し、SF大作でもその存在感を示している。

加えて、ゼンデイヤはファッションアイコンとしても絶大な人気を誇っている。レッドカーペットでは常に話題となる衣装を身にまとい、アーカイブを駆使したヴィンテージルックや構築的なシルエットを披露してきた。

ちなみに、イギリスの俳優トム・ホランドと交際し、2025年1月7日に婚約を発表。プライベートでも注目を集めている。演技、ファッション、そして人間性の全てにおいて、ゼンデイヤは現代を代表するスターと言えるだろう。

エミリア・ジョーンズ『コーダ あいのうた』でアカデミー賞

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2002年2月23日生まれのエミリア・ジョーンズは、イギリス・ロンドン出身の女優。2021年の映画『コーダ あいのうた』で主演を務め、一躍世界的な注目を集めた。本作は、耳の聞こえない家族の中で唯一聴者である少女ルビーが、歌の才能を見出され、家族と自分の夢の間で葛藤する姿を描いた感動作。エミリアは、聴者でありながら手話を流暢に使いこなし、さらに劇中で披露した歌声も高く評価された。

『コーダ あいのうた』は、第94回アカデミー賞で作品賞、助演男優賞、脚色賞の3部門を受賞。配信映画として初めての作品賞受賞という快挙を成し遂げた。エミリアの繊細で力強い演技は、間違いなく作品の成功に大きく貢献したと言えるだろう。

今後は、さらに大きなプロジェクトへの出演も期待されており、20代前半にして確固たる実力を持つ女優として注目されている。彼女のキャリアは、間違いなくさらなる飛躍を遂げるはずだ。

ハリウッド20代女優たちが切り拓く新しい映画の未来

ここまで、ハリウッドで活躍する20代の女優8名を紹介してきた。

彼女たちは、単に若いというだけでなく、演技力、プロ意識、そして社会への影響力において、すでにベテラン女優たちと肩を並べている。今後、これらの女優たちがどのような作品に出演し、どのような役柄を演じるのか、そしてどのようなメッセージを発信していくのか、目が離せない。

果たして、ハリウッド20代女優たちが切り拓く新しい映画の未来とは。

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coming soon・・・

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