【最新】シニアに人気の海外旅行先ランキング！60代・70代が安心して楽しめる人気の旅行先はどこ？

定年退職後や子育てが一段落し、ようやく自分の時間ができた今、「海外旅行に行ってみたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。
しかし同時に、
「長時間のフライトに耐えられるだろうか」
「言葉が通じなかったらどうしよう」
「体調を崩したら不安だ」といった心配もあるかもしれません。

この記事では、60代・70代の方が安心して楽しめる海外旅行先をランキング形式でご紹介します。

フライト時間の短さ、治安の良さ、バリアフリー対応、日本語サポートの充実度など、シニアならではの視点で厳選した国々と、失敗しない旅行会社の選び方も詳しく解説していきます。
人生の新しい冒険を、安心して楽しむためのヒントがきっと見つかるはずです。

シニアにおすすめの海外旅行先ランキングTOP10

1位 台湾｜フライト4時間・親日的で食事も美味しい

台湾は日本から約4時間という近さで到着でき、時差もわずか1時間と体への負担が少ないのが最大の魅力です。羽田や成田から台北まで直行便が1日に複数便運航しており、午前中に出発すれば昼過ぎには現地に到着できます。
親日的な国民性で知られ、街中には日本語表記も多く見られるため、初めての海外旅行でも安心感があります。

台北市内は地下鉄MRTが発達しており、駅にはエレベーターやエスカレーターが完備されています。故宮博物館や九份の街並みなど見どころも豊富で、小籠包や魯肉飯など日本人好みの食事が楽しめます。

医療水準も高く、台北市内には日本語対応可能な病院もあるため、万が一の際も安心です。物価も日本と比べて若干安く、食事代は1食300円から500円程度で楽しめます。

2位 韓国｜2時間半で行ける美容とグルメの国

韓国は日本から最も近い海外旅行先のひとつで、福岡からプサンまではわずか1時間、東京からソウルまでも2時間半程度で到着できます。ソウルやプサンは地下鉄が充実しており、駅の案内表示には日本語も併記されている場所が多く、初めて訪れる方でも迷いにくい環境が整っています。

韓国料理はキムチやナムルなど発酵食品を多用し、ヘルシーで日本人の口に合いやすいものが多くあります。明洞や南大門市場などショッピングスポットも豊富で、韓国コスメや伝統工芸品を手頃な価格で購入できます。時差がないため、時差ボケの心配もまったくありません。

3位 ハワイ｜日本語サポート充実のリゾート地

ハワイは日本人観光客が多く、ワイキキを中心に日本語対応の店舗やツアーが豊富に用意されています。年間を通して平均気温は24度から30度で、冬でも暖かく過ごせるのが魅力です。
ホテルのバリアフリー対応も進んでおり、ワイキキビーチ周辺のホテルにはバリアフリールームを備えた施設が多数あります。

ビーチでのんびり過ごすもよし、ダイヤモンドヘッドやパールハーバーなど歴史的スポットを訪れるもよし、自分のペースで楽しめます。フライト時間は約7時間と長めですが、成田や羽田から直行便が多く運航しており、体力に自信がある方やリゾート地でゆっくり過ごしたい方におすすめです。

4位 シンガポール｜安全で清潔な多民族国家

シンガポールは治安の良さと街の清潔さで知られ、犯罪発生率は世界でも最低水準です。英語が公用語ですが、簡単な英会話ができれば十分対応できる環境で、タクシーやレストランでも英語が通じます。

マリーナベイサンズやガーデンズ・バイ・ザ・ベイなど近代的な観光地が多く、地下鉄MRTは清潔で使いやすいため、高齢者でも迷わず利用できます。

中華料理、マレー料理、インド料理など多様な食文化が楽しめるのも魅力です。ホーカーセンターと呼ばれる屋台街では、1食300円から500円程度で本格的な料理が味わえます。フライト時間は約7時間で、時差は1時間と体への負担が少ないのもポイントです。

5位 イタリア｜芸術と美食を楽しむヨーロッパの定番

イタリアはローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアなど歴史的な都市が多く、芸術や文化に触れたいシニア層に根強い人気があります。コロッセオやバチカン美術館など世界的に有名な観光スポットが数多く存在し、パスタやピザなど日本人に馴染みのある食事が楽しめます。

観光シーズンは春の4月から5月と秋の9月から10月で、気温が20度前後と過ごしやすい時期です。フライト時間は約12時間から13時間と長く、時差は8時間あるため、体力に余裕がある方向けです。石畳の道が多いため、歩きやすいスニーカーやウォーキングシューズが必須となります。

6位から10位の旅行先

6位 オーストラリアは雄大な自然と独特の動物たちが魅力で、シドニーやメルボルンは都会的、ケアンズはグレートバリアリーフが楽しめるリゾート地です。フライト時間は約9時間で、時差は1時間から2時間程度と体への負担が少ないのが特徴です。

7位 タイは物価が安く、マッサージやスパが充実しています。バンコクの有名スパでは2時間のタイ古式マッサージが2000円から3000円程度で受けられます。フライト時間は約6時間から7時間で、親日的で温かい雰囲気が魅力です。

8位 カナダは治安が良く、バンクーバーは「世界で最も住みやすい都市」ランキングの上位常連です。ナイアガラの滝やカナディアンロッキーなど自然の絶景が楽しめます。フライト時間は約9時間から10時間、時差は13時間から17時間あります。

9位 ベトナムはフライト約6時間で行けるアジアの人気旅行先です。フォーや生春巻きなどヘルシーな料理が多く、1食200円から400円程度で本格的なベトナム料理が味わえます。時差は2時間と少なく、体への負担も軽いといえます。

10位 ドイツは古城や美しい街並みが魅力で、特に11月下旬から12月のクリスマスマーケットは一見の価値があります。鉄道網が発達しており、都市間の移動もスムーズです。フライト時間は約12時間から13時間、時差は8時間あります。

【シニア向け】旅行先選びの４つのポイント！

フライト時間は6時間以内が理想

高齢者にとって、長時間のフライトは体への負担が大きいため、できるだけ短時間で到着できる国を選ぶことが重要です。エコノミークラス症候群のリスクや腰痛、肩こりなどの身体的負担を考えると、6時間以内のフライトが理想的といえます。
台湾は約4時間、韓国は約2時間半、タイは約6時間で到着でき、時差も少ないため体調を崩しにくいのが特徴です。

一方、ヨーロッパやアメリカ東海岸は12時間以上かかる場合が多く、時差ボケのリスクも高まります。初めての海外旅行や体力に不安がある方は、まずは台湾や韓国などアジア近隣国から挑戦し、徐々に距離を伸ばしていくのがおすすめです。

もし長距離フライトに挑戦する場合は、プレミアムエコノミーやビジネスクラスの利用を検討しましょう。追加費用は5万円から15万円程度かかりますが、快適性と健康面を考えれば価値のある投資といえます。

日本語サポートや親日度の高さで選ぶ

言葉の壁は、シニア旅行者にとって大きな不安要素のひとつです。台湾や韓国、ハワイなど日本語が通じやすい国を選ぶと、レストランでのメニュー選びやショッピングでのコミュニケーションがスムーズになります。
台湾では年配の方の中に流暢な日本語を話す人も少なくなく、ハワイのワイキキエリアでは多くの店舗に日本人スタッフが常駐しています。

また、親日的な国は日本人に対して友好的な態度を示してくれることが多く、困ったときに助けてもらいやすいのもメリットです。旅行会社の日本語ガイド付きツアーを利用すれば、さらに安心して旅行を楽しめます。

英会話に自信がない方でも、「ありがとう」や「こんにちは」など現地語の簡単なフレーズを覚えておくと、より楽しい交流ができるでしょう。スマートフォンの翻訳アプリを活用すれば、複雑な内容も伝えられるため、事前にインストールしておくことをおすすめします。

バリアフリー対応と医療体制の充実度

歩行に不安がある方や車椅子を利用する方は、バリアフリー対応が進んでいる国を選ぶことが重要です。

シンガポール、ハワイ、オーストラリアなどは公共交通機関やホテル、観光施設のバリアフリー化が進んでおり、高齢者でも快適に移動できます。シンガポールのMRTはすべての駅にエレベーターが設置されており、車椅子でもスムーズに利用できます。

また、万が一の体調不良に備えて、医療水準の高い国を選ぶことも大切です。台湾やシンガポールは医療体制が整っており、台湾の台北市内には日本語対応可能な病院が複数あります。

海外旅行保険に必ず加入し、緊急連絡先を携帯しておくと、さらに安心です。保険料は1週間で3000円から5000円程度ですが、治療費用補償額が1000万円以上、救援者費用が500万円以上のプランが安心です。

治安の良さと食事の安心感

シニア旅行者にとって、治安の良さは最優先事項です。外務省の海外安全ホームページで、渡航先の危険情報を事前に確認しましょう。シンガポール、台湾などは犯罪発生率が世界でも最低水準で、夜間でも比較的安全に外出できます。一方、ヨーロッパの主要都市ではスリや置き引きが多発しているため、貴重品の管理には十分注意が必要です。

また、食事が口に合うかどうかも重要なポイントです。台湾や韓国などアジア圏は日本人の味覚に合いやすく、米を主食とする食文化が似ているため、胃腸への負担も少ないでしょう。

台湾の魯肉飯や韓国のビビンバは、日本人にとって食べやすい味付けです。生水は避け、ミネラルウォーターを飲むようにすることも忘れないでください。

なぜ今、シニア海外旅行が人気なのか?

定年後の時間とお金の余裕

定年退職後、ようやく自分のために使える時間とお金が増えたことで、「人生でやりたかったこと」を実現する機会が生まれます。現役時代は仕事や子育てに追われ、なかなか長期の休暇が取れなかった方も多いでしょう。

しかし退職後は時間の制約が少なくなり、平日に旅行できるため、繁忙期を避けて比較的安い料金で海外旅行を楽しめます。

また、夫婦での旅行は、長年連れ添った相手との新しい思い出作りの機会にもなります。友人グループでの旅行も人気で、同世代の仲間と楽しい時間を共有することで、老後の生活がより充実したものになるでしょう。

健康なうちに行きたいという気持ち

「体が動くうちに海外を見ておきたい」という思いは、シニア層に共通する強い動機です。年齢を重ねるごとに体力は低下していくため、「あと何回海外に行けるだろうか」と考える方も少なくありません。
特に60代から70代前半は、まだ体力があり、自分の足で観光地を歩き回れる貴重な時期です。

コロナ禍を経験したことで、「いつか」ではなく「今」行動したいという意識が強まりました。パンデミックによって多くの人が、当たり前だった日常が突然失われる可能性を実感しました。そのため、健康で動けるうちに夢を実現したいという思いが一層強くなっています。

旅行会社のシニア向けサポートの充実

近年、旅行会社がシニア向けのサポート体制を強化しています。添乗員同行ツアー、バリアフリー対応ホテル、医療サポート体制など、高齢者が安心して旅行できる環境が整ってきました。

例えば、1日の徒歩距離を5キロメートル以内に抑えたツアー、座席が広めのバスを使用したツアー、車椅子対応可能なホテルを優先的に手配するサービスなど、細かな配慮がなされています。

このような充実したサポートが、「自分でも行けるかもしれない」という自信につながっています。「添乗員さんがいてくれたから安心だった」「バリアフリーのホテルで快適に過ごせた」という参加者の声が、次の参加者の背中を押す好循環が生まれています。

シニアでも楽しめる！海外旅行の準備と注意点

出発前の健康チェックと保険加入

海外旅行前には、必ずかかりつけ医に相談し、健康状態を確認しましょう。特に持病がある方は、旅行先の気候や移動時間が体に与える影響について医師の意見を聞くことが大切です。

持病がある方は、英文の診断書や処方箋を用意しておくと安心です。万が一、現地で医療機関を受診する際に、正確な情報を伝えられます。常用薬は予備を含めて多めに持参し、手荷物に入れておくことをおすすめします。

海外旅行保険は必ず加入し、医療費補償やトラブル対応が充実したプランを選びましょう。保険料は1週間で3000円から5000円程度ですが、治療費用補償額が1000万円以上、救援者費用が500万円以上のプランが安心です。

荷物は最小限に、機内での過ごし方

荷物は軽量化を心がけ、キャリーバッグは4輪タイプで移動しやすいものを選びましょう。重量は10キログラム以内に抑えるのが理想です。

機内では、圧縮ソックスやネックピローを活用し、エコノミークラス症候群を予防します。定期的に席を立って歩いたり、座席で足首を回すなどの軽い運動をしたり、水分補給をこまめに行ったりすることも大切です。2時間に1回は席を立って、通路を歩くことをおすすめします。

現地での体調管理と無理のないスケジュール

現地では、無理のないスケジュールを心がけ、休憩時間を多めに取りましょう。1日に訪れる観光地は2か所から3か所程度に抑え、午前中に観光して午後はホテルで休むなど、メリハリをつけることが大切です。
特に到着初日は時差ボケもあるため、軽めの観光にとどめ、早めにホテルに戻って休息を取りましょう。

食事は慣れない味付けで胃腸を壊すこともあるため、最初は日本食やあっさりしたものを選ぶと安心です。夜間の外出は避け、ホテルで早めに休む習慣をつけると、体調を維持しやすくなります。

英語や現地語の簡単なフレーズを覚えておく

「ありがとう」「すみません」「助けてください」など、簡単なフレーズを覚えておくと、現地の人とのコミュニケーションがスムーズになります。スマートフォンの翻訳アプリを活用するのもおすすめです。

Google翻訳やDeepLなどのアプリは、音声入力にも対応しており、話した内容を瞬時に翻訳してくれます。事前にアプリをダウンロードし、オフラインでも使える言語パックを準備しておきましょう。

英会話に自信がない方でも、笑顔とジェスチャーで意外と伝わるものです。特にアジア圏では、親日的な人が多く、片言でも一生懸命コミュニケーションを取ろうとする姿勢を評価してくれます。

シニア向け旅行先の比較表

以下の表は、シニアにおすすめの海外旅行先を主要な項目で比較したものです。旅行先選びの参考にしてください。

評価基準: ◎=非常に良い、○=良い、△=普通

この表から分かるように、台湾と韓国はフライト時間が短く、日本語対応も充実しているため、初めての海外旅行に最適です。一方、イタリアやドイツは文化的な魅力が大きいものの、フライト時間が長く時差も大きいため、体力に余裕がある方向けといえます。

まとめ

今回はシニアにおすすめの海外旅行先ランキングと、安心して旅行を楽しむためのポイントをご紹介しました。

体力や言葉の不安があっても、フライト時間が短く日本語サポートが充実した国を選べば、快適に旅行できます。台湾や韓国は2時間半から4時間で到着でき、親日的な雰囲気の中で美味しい食事と観光を楽しめます。ハワイやシンガポールは少し距離がありますが、バリアフリー対応が進んでおり、高齢者でも安心して過ごせる環境が整っています。

時には、海外で非日常を楽しんでみるのはいかがでしょうか。