
英語学習に目標はいるか
「英語が話せたらいいな」と思うものの、具体的な目標があるわけではない。
そんな状態で英語学習を続けていて、ふと「このままでいいのだろうか」と不安になることはありませんか?
“目標がなければ続かない”という情報が溢れる今、自分のやり方に迷いを感じる方も多いでしょう。本記事では、「目標がない状態でも英語学習を続けていい」と伝えたうえで、楽しみながら力をつけていくためのヒントをご紹介します。
「目標がない」ことに不安を抱くのはなぜ?
日本の英語教育やビジネス文化では、明確なゴール設定が重視される傾向にあります。
「TOEIC◯点」「英検合格」「ビジネス英会話習得」など、具体的な数値や資格を目標とする例は枚挙にいとまがありません。こうした“成果主義”の空気は、英語学習にも強く影響しています。
また、SNSやネット上では「目標がないと続かない」といったメッセージが頻繁に見受けられることもありますよね。目標がないことで、学習方法に自信が持てず、自分は間違っているのでは?と不安になる人も少なくありません。
項目 | 目標あり | 目標なし |
---|---|---|
継続のモチベーション | 明確で維持しやすい | 感情に左右されやすい |
進捗の実感 | 数値で確認可能 | 実感しにくく不安定 |
周囲との比較 | 比較しやすい | 比較しづらく孤独感 |
しかし、目標がないからといって英語学習が無意味というわけではありません。
英語学習の目的は「楽しさ」から始まっても構わない
実は、語学教育の分野では「内発的動機づけ(intrinsic motivation)」こそが学習継続に効果的であると示されています。
第二言語習得研究でも、学習者の“好き”や“興味”に基づいた学びのほうが持続しやすいことが報告されています。
たとえば筆者自身も、かつては「英語を話せるようになりたい」という漠然とした気持ちから、なんとなくアプリで単語学習を始めました。明確なゴールはなかったものの、「今日も続けられた」という感覚がモチベーションになり、気づけば半年以上継続できていたのです。
学びにおいては、楽しさや「なんとなくやりたい」という気持ちこそが最大の起点となる場合もあります。
習慣づけが生む、目標に頼らない英語力の向上
英語は“蓄積の言語”とも呼ばれます。1日で劇的に上達するものではなく、毎日少しずつでも触れていくことが大切です。
言語学や脳科学の観点からも、継続的なインプットとアウトプットの積み重ねが語学習得には不可欠だとされています。
たとえば、1日5分のリスニング練習でも、2週間続ければ脳の音声認識機能が強化されるという研究結果もあります。ここで重要なのは、「続けること」そのものです。
習慣例 | 所要時間 | 得られる効果 |
---|---|---|
英語ニュースを聞く | 5分/日 | リスニング力・語彙力 |
単語アプリで復習 | 10分/日 | 語彙定着・文法理解 |
1フレーズ音読 | 3分/日 | 発音・スピーキング力 |
学習のハードルを下げることで、習慣化しやすくなるでしょう。
目標がないなら「行動」にフォーカスする方法も
目標を立てることが難しいと感じる方は、「行動」に意識を向けるのがおすすめです。
たとえば「毎朝アプリで3単語だけ覚える」「週に1回、英語の動画を見る」など、シンプルなタスクに分解して継続することで、自分なりのペースで英語力を高めることができます。
英語学習アプリやオンライン教材も、目的別より“使いやすさ”や“楽しさ”で選んでみると良いでしょう。学習が生活に溶け込んでいけば、無理なく続けられる可能性が高まります。
また、記録をつけることも有効です。学んだことを簡単にメモしたり、カレンダーに印をつけたりするだけでも、「続けている自分」を可視化でき、自信につながっていくでしょう。
ネイティブキャンプなら「目標がない」人にもやさしい理由
オンライン英会話サービス「ネイティブキャンプ」は、目標が明確でない英語学習者にも寄り添えるサービス設計がされています。
特に注目したいのは、日本人講師による無料カウンセリングです。学習の方向性が決まっていない場合でも、「英語を楽しみたい」「発音を直したい」など漠然とした希望を丁寧に言語化し、学習プランとして組み立てるサポートを行ってくれます。
さらに、ビジネス・旅行・ニュース・文化など、ジャンル別の教材が豊富に用意されているため、興味関心からレッスンを選ぶことが可能です。これにより、飽きずに続けられる学習環境が整います。
ユーザーの悩み | 不安な理由 | ネイティブキャンプの対応 |
---|---|---|
何を話せばいいかわからない | 自信がない・語彙不足 | カウンセリングで学習設計 |
目的が明確じゃない | 学び方に迷う | 興味ベースで選べる教材群 |
続けられるか心配 | 忙しい・習慣化できない | 5分でもOKのスキマ受講体制 |
時間や場所に縛られず、スマホひとつでレッスンが受けられるため、生活の中に自然と英語を取り入れやすいのも魅力のひとつです。
英語力は「蓄積の言語」。“目標がない今”も無駄ではない
英語学習は、目に見える成果がすぐに表れにくいものです。文法や語彙を理解しても、「本当に力になっているのだろうか」と疑問を感じることがあるかもしれません。
しかし、第二言語習得の研究によれば、日々のインプットは確実に脳内に蓄積されていき、あるタイミングでアウトプットとして自然に出てくるようになるとされているそうです(参考:白井恭弘『外国語学習の科学』)。
「目標がない今」の学習も、未来の自分を支える大切な基盤になっていると考えてよいでしょう。
英語学習に正解はない—だからこそ続けられる
語学学習のゴールは人によって異なります。資格取得、仕事、留学、映画鑑賞……。しかし、それらの「正解」に自分を当てはめる必要はありません。
学習の目的が明確でなくても、「昨日よりちょっとわかる」「英語で返せた」そんな実感の積み重ねこそが、自分だけの学習スタイルをつくるのです。
ネイティブキャンプのような多様なコンテンツを活用しながら、自分のペースで「英語との心地よい関係性」を築いていくことが、長く続けるためのヒントになるかもしれません。
よくある質問(FAQ)
Q:目標がなくても英語力は伸びますか?
A:はい、継続的に学習を続けていれば確実に力はつきます。特に興味をベースにした学びは、モチベーションが維持しやすいです。
Q:どの教材から始めるのがよいですか?
A:「Daily News」「旅行英語」「5分でできる瞬間発話トレーニング」など、自分が面白そうと思えるものから始めるのがおすすめです。
Q:日本人講師のカウンセリングではどんなことを相談できますか?
A:学習の方向性、目的の整理、モチベーション維持の方法などを自由に相談できます。初心者にも丁寧に対応してくれます。
Q:続けるコツがあれば教えてください。
A:「完璧を求めないこと」「5分でもOK」「楽しい教材を選ぶ」など、自分を追い込みすぎないことが長続きの秘訣です。
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