
ネイティブキャンプへの依存
オンライン英会話「ネイティブキャンプ」は、24時間いつでも好きなだけレッスンが受けられる便利なサービス。継続が難しいと言われる英語学習において、学習者に徹底的に寄り添ったシステムが展開されています。
しかし、学習者のなかには「ネイティブキャンプに依存してしまう」という問題が起こることもあるようです。
この記事では、ネイティブキャンプ依存の原因やそのリスク、依存から抜け出すための効果的な学習法について詳しく解説します。
ネイティブキャンプ依存とは?
そもそも、学習者の中で囁かれるネイティブキャンプ依存とはどのようなことでしょうか?
それは、ひとりの講師にばかりレッスンを受け、その先生の話し方や発音、教え方に頼りすぎてしまう状態のことをいいます。
お気に入りの講師とのレッスンは安心感があり続けやすい反面、その先生の英語表現に限定されることで、語彙や発音の幅が広がりにくくなります。さらに、その安心感に依存してしまうと、新しい講師や違う教材に挑戦しづらくなり、結果として英語力の伸び悩みを招くことも。
ネイティブキャンプで効果的に英会話を上達させるためには、依存状態を自覚し、多様な講師や教材に触れることが大切です。
ネイティブキャンプ依存の原因
同じ教材ばかり選んでしまう
学習が習慣化してきた頃にありがちなのが、毎回同じ教材を繰り返し受講してしまうパターンです。確かにレッスンの流れや内容を把握できている方が安心感があり、スムーズに会話が進むメリットもありますが、学習の定着以上に「慣れ」による停滞が起こりやすくなります。
慣れた教材に偏らず、あえて難しめの教材にも挑戦することも大きな成長につなげる一歩です。
同じ講師・同じ国籍に偏る選択
英語学習者にとって「話しやすい先生」を選びたくなるのは自然なことです。しかし、いつも同じ講師や同じ国籍の先生ばかり選んでしまうと、特定の話し方やアクセントしか聞き取れなくなってしまうこともあるようです。
英語にはさまざまな国・地域の発音や表現があり、さらには、それぞれの講師の話し方や言葉の癖も少なからず存在するため、多様な話者と触れ合うことが不可欠。
いろんな講師とレッスンをできることがネイティブキャンプの魅力でもあり、あえて違う国の講師を選ぶことで、幅広い英語力を身につけることができるのではないでしょうか。
新しい講師に挑戦するハードル
新しい先生とのレッスンは「どんな先生だろう?」「うまく話せるかな?」という不安がつきものですよね。そのため、慣れた講師にばかり頼ってしまい、同じような内容・会話が続くという依存状態になってしまうことも多いのではないでしょうか。
しかし、英語力を伸ばすには、さまざまなタイプの講師と対話し、柔軟なコミュニケーション力を身につけることが重要。プロフィールやレビューを参考に、少しずつ新しい先生にもチャレンジする習慣をつけるのがおすすめです。
英会話に自信がない
「間違えたくない」「通じなかったら恥ずかしい」といった不安から、安心できる講師や教材ばかりを選んでしまうケースは多いです。英語に自信がない状態では、守りの学習スタイルになりやすく、それが依存状態を生む一因になります。
まずは簡単な挨拶からでも、いつもと違う講師やテーマに挑戦することで、少しずつ自信を養えるのではないでしょうか。