
英語力落ちる
「最近、英語が前より出てこない」「TOEICの点が下がった」と感じたことはありませんか?
英語学習に一度区切りがつくと、多くの人が“英語力の低下”を実感します。
この記事では、英語力が落ちる原因とそのチェック方法、短期間で回復させる勉強法、そして学んだ英語を仕事や生活に活かすための実践的なアイデアをお届けします。
英語力は本当に落ちる?まずは現状を測定しよう
英語学習からしばらく離れると、「英語力が落ちた」と感じる瞬間があります。
これは多くの学習者が直面する自然な現象です。特に日本人の英語学習者は、英語に日常的に触れる環境が少ないため、スピーキングやリスニングの感覚が鈍りやすい傾向があります。
まずは現状のレベルを正しく把握することが大切です。感覚的な自己評価ではなく、具体的な診断テストを活用して客観的に判断することで、今後の学習計画に活かせる材料が得られます。
おすすめの無料診断テスト一覧
テスト名 | 特徴 | URL |
---|---|---|
EF SET | 無料・オンライン・CEFR対応 | https://www.efset.org/ja/ |
Versant | スピーキング・自動採点 | https://www.pearson.com/versant |
Duolingo Test | リーディング/リスニング/文法混合 | https://englishtest.duolingo.com |
これらのツールは、短時間で自身のレベルをチェックでき、TOEICや英検との比較も可能です。自分の英語力を定期的に測定することは、モチベーション維持にも効果的でしょう。
英語力が落ちる理由とその兆候──「できていたはず」が危険信号
英語力が落ちる主な理由は「使わないこと」です。
特に発音、リズム、会話のテンポといったスピーキング系スキルは、筋力や反射神経に近く、使用頻度が減ると驚くほど早く衰えてしまいます。
個人差はあるものの、1ヶ月〜3ヶ月程度で「前より口が回らない」「聞き取れない」と実感する人もいます。特にTOEICなどの試験でスコアが下がった場合、「英語力が本当に落ちた」と気づかされるのです。
私自身も、留学後しばらく英語を使わない生活を続けていた時期、YouTubeの英語動画すら集中して聞けなくなった経験があります。英語字幕を見て意味を取り戻す自分に、軽いショックを受けました。
落ちたと感じたときに必要なのは、「なぜ落ちたのか」を客観的に捉える視点です。落ちることは悪ではありません。むしろ、再スタートのきっかけと捉えましょう。
英語力を短期間で上げる方法──再スタートに必要な7つの習慣
英語力を回復・向上させるには、目的に応じて対策を組み合わせることが有効です。以下に、効果的な勉強法とツールを紹介します。
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発音とリズムを整える
シャドーイングやディクテーションを日課に。アプリ「ELSA Speak」なども活用。 -
スピーキング力を戻す
オンライン英会話(例:NativeCamp、Cambly)で週3回以上の会話練習。 -
単語と文法の復習
高校英語の基礎に立ち返る。「速読英単語」「Forest」などの教材を使用。 -
リスニング力の再構築
ニュース英語や映画を音声のみで聞き、場面理解力を鍛える。 -
英語日記と独り言練習
毎日短文でもよいので、自分の言葉で表現する練習を継続。 -
スコア目標の設定
OEIC、英検などの試験を目標にすると、学習の指針になる。 -
仲間との交流
学習コミュニティやSNSでモチベーションを共有し合う。
これらを同時に行う必要はありません。自分に合ったステップから始め、1ヶ月〜5ヶ月かけて徐々に力を取り戻すのが現実的です。
英語力を活かせる仕事とは?──スキルを「使う場」に変える
英語力は学ぶだけでは維持が難しく、実践の場で「使う」ことが何よりのトレーニングになります。特に社会人・大学生にとっては、日常生活では英語を使う機会が少ないため、「仕事にする」ことも最短ルートになり得ます。
英語力を活かせる職種の一例
ポイント
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貿易事務、通関士、国際物流業務
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外資系企業の営業/サポート職
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英会話スクール講師、日本語教師(英語圏)
-
ITエンジニア(グローバル案件担当)
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バイリンガルゲート、キッズデュオなどの教育系スタッフ
特にTOEIC700点以上の英語力があれば、バイリンガル求人の応募条件を満たすケースが多く、収入面やキャリアにも直結します。
副業や転職を視野に入れる場合は、Indeed、LinkedIn、バイリンガル求人.jpなどの活用がおすすめです。
英語力を維持・向上させるためのマインドセットと習慣
学習者の多くが「伸びない」「続かない」と感じる原因は、スキルそのものではなく、「習慣化」にあります。英語を勉強する時間を“特別なもの”ではなく、“生活の一部”として取り込む工夫が求められます。
注意
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日常生活に英語を溶け込ませる:ニュースは英語版でチェック。スマホ設定を英語に。
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毎日5分でも「英語と向き合う時間」を確保する:たとえば通勤中のPodcast視聴。
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月に1回、スピーキングテストで進捗をチェック:EF SETやVersantが便利。
本田圭佑氏も、英語を学ぶ際には「毎日0.1%でいいから前進すること」を意識していたと語っています。これは英語に限らず、スキル習得全般に通じる本質でしょう。
落ちた英語力は、必ず戻せる。正しく判断し、使いながら鍛えること
英語力が落ちたと感じたとき、悲観する必要はありません。それはむしろ、英語と再び向き合うチャンスです。
まずは現状を確認し、自分に合った方法でコツコツと英語を“生活の中に戻す”ことが大切です。
学び直しのプロセスは、あなたの英語力だけでなく、キャリアや人生観にも影響を与えてくれるはずです。「また英語が話せるようになった」と感じられる日を、今日から作っていきましょう。
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