DCスタジオの共同代表を務めるジェームズ・ガンが、映画『THE BATMAN 2』について「今も非常に重要な作品だ」と語り、続編の存在が危ぶまれていた一部報道を否定した。エンターテインメント・ウィークリー誌のインタビューで明かした。
ガンは、「マット・リーヴスが取り組んでいることは、いまだに極めて重要です。近日中に脚本を読む予定で、非常に楽しみにしています」とコメント。『THE BATMAN』シリーズは、ガン率いる新DCユニバースとは別軸にある“バットマン・エピック・クライム・サーガ”に属しており、HBOドラマ『ペンギン』などもこのラインの一部だ。
2022年に公開された第1作『THE BATMAN』は、ロバート・パティンソン演じる新たなダークナイトが登場し、全世界で7億7200万ドルの興行収入を記録。続編は当初2026年10月公開予定だったが、2027年10月1日に延期されている。
パティンソン自身も『Mickey 17』のプロモーション時に「続編に向けて準備はできている」と語っており、「若きバットマンとして始めたのに、次は老いたバットマンになっちゃいそう」と冗談交じりにコメント。「でも本当にクールな内容だし、すごく楽しみ」と期待をにじませた。
続編の遅れについて、ガンはSNSで「5年以上空くのは珍しいことではない」と説明。『エイリアン』『インクレディブル・ファミリー』『トップガン』『アバター』など、間隔が長かった続編の例を挙げ、「重要なのは、完成度の高い脚本と作品づくり。マットは最良の映画を届けようとしている」と擁護している。
なお、新DCユニバースの幕開けを飾る『スーパーマン』は、今夏7月11日に全米公開予定だ。